職員の声

看護師(新生児室)

インタビュー

看護師を志した理由

昔祖母が認知症を患った時に、自分が何も力になれなかったのが悔しくて、そこから看護師を目指すようになりました。現在は新生児室に所属しており、お産に立ち会って先生が取り上げた赤ちゃんの出生後のケアをしています。退院したお母さんと赤ちゃんがきちんと日常生活が送れるように、抱っこの仕方から沐浴や授乳などについての指導も行っています。

入社から現在まで

産まれたての赤ちゃんをケアするには、NCPR(新生児蘇生法)を取得しなければならないため、早い段階でNCPRを取得しました。2年目には時間帯ごとのシフトの責任を持つリーダー業務をやらせていただくとともに、全員共通の課題である看護研究に取り組みました。3年目には2年目に行った看護研究をより深め、学会発表をしました。

また、当院はクリニカルラダーというステップアップ制度を取り入れています。ラダーと呼ばれる段階ごとに課題が用意されており、課題をクリアすると次のラダーに進めるようになっています。ラダーⅠ~Ⅳのち、私は現在ラダーⅡを修了しています。

心がけていること

お母さんと赤ちゃんにとって本当の意味で優しいケアができるよう心がけています。入院時は全部私たちがやってあげることが優しさだと捉えてしまいがちですが、そうすると退院して私たちの助けが無くなった時に、お母さんが苦労することになります。本当に優しいケアとは、お母さんひとりでも赤ちゃんと生活できるようにすることなのです。そのために、ただ優しくするのでなく、退院後のことをきちんと考えたケアを行うようにしています。

仕事の大変さ

私はまだ子育てを経験したことがないので、お母さんとの関わり方に悩む時があります。産後はお母さんの精神状態が安定しないことも多く、産後指導の時にこれ以上はやりたくないとおっしゃる方もいます。そのような方に対して、「もうちょっと頑張ってみましょう」と言うのか「お辛いですもんね、休憩しましょうか」と言うのか判断が難しい時も多々あります。まだまだ勉強不足だと思うところがあるので、日々精進していきたいです。

東京衛生アドベンチスト病院の魅力

先輩方が常に寄り添って下さり、精神的にも近い距離にいてくれることです。叱る時も褒める時も、私のことをきちんと見てくれていると感じることができます。とても居心地が良く“自分がここにいていいんだ”と思える居場所を作ってくださるのがこの病院の魅力だと思います。人間関係の面で嫌な思いをしたことがないからこそ、業務や勉強にも前向きに取り組むことができます。

やりがいを感じること

赤ちゃんが生まれる瞬間というのは、その場にいる誰もが幸せになれる瞬間です。そこに立ち会い、赤ちゃんの命の始まりをサポートできる立場にいられることにやりがいを感じます。毎回本当に感動します。

今後は、お母さんとの関わりをもっと持ちたいと思っています。お母さんの入院は長くても1週間ほどなので、私の現在の立場では患者様と長期間関わる機会がなかなかありません。同期の話を聞いているうちに、患者様と深く関わってみたいと思うようになり、今後はトータルで母子保健に携われるように勉強を続けていきたいと思います。

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