社員の心と体の健康を支え、ITで顧客の成長をバックアップ
株式会社ハイパー代表取締役社長 望月 真貴子
IT関連商品・サービスを武器にお客様の成長をサポート
「人とITで日本の会社を元気に」というスローガンのもと、法人のお客様を対象にコンピュータ本体やソフトウェア、周辺機器などを販売するITサービス事業を核とする当社。インフラ構築、オフィスプランニングなど幅広いビジネスを展開しています。
もともとパソコン販売事業を手がける企業として1990年に創業。パソコンショップの出店、インターネットビジネス関連への参入を経て、2001年からアスクル事業にも参入しました。事業を拡大する中でも常に根底にあるのは、すべてのお客様が求めるもの・ことを余すところなく提供することで、お客様の業績アップや成長のお手伝いをしたいという想いです。
当然のことながらお客様のニーズは千差万別であり、世の中の動きに対して必要とされることは刻々と変化しています。例えば、昨今多くのお客様にとって主要な課題となっている生産性の向上に関しても、お客様が生産性を上げ、本業に専念するために不足している部分がどこなのか、業績を上げるために必要なことは何なのかなど、お客様に寄り添って思いを巡らせることが肝要です。既存の商品ラインナップやサービス事例にとらわれることなく、柔軟な視点を持ち、一歩先を行く提案をできる企業でありたい。個々のお客様にとっての使用感や運用方法なども含めて、商品やサービスをオーダーメイドで提供し、一気通貫で担うことにより、お客様の生産性向上をお手伝いできるパートナーでありたいと考えています。


お客様の生産性向上、業績アップを目指し、必要となる商品・サービスを柔軟な視点で提案。IT関連の強みを生かし、一気通貫で担えるパートナーに。
「有休10」、「250面談」で働きやすい環境づくりに注力
当社の経営理念の柱となっている考え方は「ユーザーニーズ実現企業」です。自社とお客様だけが利益を得ることを善とするのではなく、商品やサービスの仕入れ先、株主の方、その他様々な協力会社など、あらゆるステークホルダーを含めて「ユーザー」と捉えて、誰もが得をし、満足できるビジネスの構築を目指しています。
もちろん、重要なステークホルダーである社員一人ひとりにとっての快適な職場環境づくり、働きやすさも重要視しています。8年前から積極的に取り組んでいる有給休暇の取得推進活動もその1つです。当時、有給休暇の平均取得率が極めて低く、1日も取得していないというケースも見られたことから「有休5(ファイブ)」というスローガンを掲げて休暇取得を推進しました。一歩一歩改善を続けていく中で、現在は「有休10(テン)」へ進化し、平均値ではなく、全員が最低限10日の有給休暇を取得するよう推進活動を継続的に行っています。
さらに同時期には、離職率の高さに対する問題意識から社員面談をスタート。独立した部門である内部監査室の担当者が、200人の従業員全員と、およそ1年かけて1on1で面談を実施する取り組みです。「わざわざ訴え出るほどのことでもないけれど、やりにくさを感じている」、「直属の上司には面と向かって言いにくい」といったようなことを一人ひとりからヒアリングし、細かい課題を拾い上げることに注力しました。
蓄積してしまうことで大きな問題になったり、退職の意志につながってしまったりする可能性があるモヤモヤを、前段階の小さな芽の時点で課題共有することにより、会社としても早い段階で改善に取り組むことが可能になりました。社員が250人に増えた現在も「250(にこまる)面談」として継続して行っており、離職率は現在、3年平均で5.5%まで減少しています。


仕事の内容、働き方に併せて業務ができる、ABW(Activity Based Working)スペースを完備しています。 本社は2021年夏にリニューアルしたばかりです。
変化を楽しみ、意欲的に働けるよう健康維持の支援も
IT業界は日進月歩、想像を絶するスピード感で進化を遂げています。仕事を楽しみながら、お客様に新しい価値を提供していくためには、「これを活用すればこんなに面白いことができる」、「この商品を導入するとこんなに便利になる」、「これまでに比べて格段に効率が良くなる」など、次々に生まれる新しい技術や情報の変化を面白がれる好奇心や感度の高さが求められるでしょう。
一人ひとりが最高のポテンシャルで新しいことに挑み、意欲的に仕事と向き合うためには、健康であることが大前提であると考えています。今後、従業員規模の拡大と共に、年齢層の幅も含めて多様な人材の集合体となった時、一人ひとりが常に健康で集中力を持って仕事に臨めることは、会社にとって大きな財産になるはずです。安定的な業績につながると同時に、何よりも社員自身やご家族の幸福感と直結するのではないでしょうか。そのような想いから、当社では健康経営を掲げています。社員の健康を守るために、企業の施策として資することは、経営者としての責務であると考えています。
情報通信の分野も、当社も、まだまだ発展途上です。心身共に健康に留意しながら、周囲と協調し、新しい知識やアドバイスを前向きに捉え、自分なりの思考に落とし込んで吸収できる。そういった方と共に手を取り合いながら、飛躍を目指していきたいと願っています。


ロゴマークは3つのキューブから成り、お客様とお取引先様、ハイパーを表しています。 ビジネスとして共栄共存を目指すだけではなく、皆さまを心(ハート)で繋ぐ企業でありたいという想いを込めています。
望月 真貴子 プロフィール
1971年9月24日生まれ。前身である「ハイパーコンセプション株式会社」が秋葉原に出店していたパソコンショップのアルバイト店員として勤務。1995年に正社員として入社し、営業企画部、販売推進統括部、営業統括部などで部長や統括部長を歴任し、2021年3月から現職。最新機器やソフトウェアによって未知なる境地を実現できる、圧倒的に時間が短縮できる、作業を簡略化できるなど、ITが秘める無限の可能性や魅力をより多くの人に体感してほしいとIT業界一筋を貫く。趣味は神社仏閣巡りとアクションゲーム。