企業としてより成長を目指すとともに、次世代のリーダーを育成する
オフィスナビ株式会社代表取締役 金本 修幸
「プロフェッショナル意識の高い人材」を求めて
現在、当社で最も求めているのは、「仕事のプロフェッショナルとして、しっかりとした成長や成果を求める意識の高い人材」です。「会社の雰囲気が良さそう」「チーム営業だから仕事がやりやすそう」というイメージだけで当社を選ぶような方は、残念ながらお断りする場合が多いです。社会人ともなれば、人生の大部分の時間を仕事に捧げることになります。その仕事に充実感や、達成感などを感じなければ、人は成長していくことができないと私は考えています。
とくに営業職では、「稼ぎたい」という姿勢が強い人は評価しています。たくさんの給料を稼ぐということは、それだけお客様や会社から多くの満足や信頼を自分で勝ち取らなければなりませんが、それはそんなに容易な事ではありません。人並み以上の努力や工夫、勉強する姿勢も問われるでしょう。そういう強い覚悟や成長意欲がある人は、新卒、中途入社に関わらず社内でも早期にトップレベルになれる可能性が大きいです。


「オフィスナビという会社に自分の人生を注ぐ価値があるのか?それをしっかり見極めてほしい。」という金本社長の言葉には力がこもっていました。
社員のためになる制度やシステムを数多く導入
当社では社員が今以上のパフォーマンスを発揮するために、さまざまな制度を取り入れてきました。その中でも、「帰省制度」は地方出身の新卒社員からは好評です。当社の社員は、北は北海道、南は沖縄までおりますが、全額自己負担ですとお盆や年末年始などの限られた期間しか帰省できません。しかし、この「帰省制度」を利用した社員には月1回、帰省するごとに3万円を支給しています。これにより、毎月帰省する社員もいます。また、宅地建物取引主任者などの資格を取得した際には、「宅建資格手当」を毎月3万円支給しています。かつては2万円でしたが、1万円プラスにしたことによって、本業の仕事だけでなく、宅建の勉強にも力を入れてくれる社員も増加しました。社員が自分の力で合格できるように、社内で模試を開催することでサポートもしています。
そして産休や育休などの制度も女性社員には大いに活用してもらっています。現在、当社では男性6割、女性4割の比率ですが、営業職の女性社員が育児に時間を割きたいということであれば、管理部門に配置転換して仕事を続けてもらう、ということも行っています。男性だけでなく、女性も大きな戦力として期待しているので、「女性社員が働きやすい環境づくり」というのも、今後も継続して行っていきたいと考えています。
さらに新卒社員の入社数ヶ月後には、親御さんの元に伺ってお話しをする機会を設けています。弊社はベンチャー企業ですから「オフィスナビってどういう会社なのだろう?」と思っている親御さんがほとんどです。そこで私自身が伺って真摯にお話しをして、自分の子どもがどんな仕事をしているのか、将来的にはどういった役割を果たしてくれることを期待しているのかを話すことで、少しでも安心して頂ければと考えています。また、その社員がどれだけ頑張って働いているのか、近況を報告するとともに、実際に職場で働いている姿をおさめた10分ほどの動画やアルバムを作成して親御さんに見ていただく取り組みもしています。ご覧になった親御さんが喜ばれる姿、涙を流して感動している姿を見ていると、「作った甲斐があったな」と私自身も安心するとともに喜びもひとしおです。


手作りの動画やアルバムは、先輩社員が手作りで懸命に作成しています。遠く離れたご実家のご両親も、わが子の頑張っている姿を見ることで、安心していただけるようです。
社員が成長していくことで、会社組織も発展していく
ここ数年で、当社は社員が大幅に増加しました。創業当初のように、勤務時間中に一人ひとりの社員と顔を合わせて気さくにコミュニケーションをとるというのが難しくなるほどです。そこで、現在は年に2回、上司を交えて30分から1時間ほどかけて個人面談や上司を交えた三者面談を行っています。定期的に面談を行うのは、社員が着実に成長しているのか、現状の会社についてどう感じているのかなどを双方で知る機会が大切だからです。私自身からも、「もっとこういう面で力を発揮してほしい」と期待を込めてメッセージを送ることで、何かを感じてほしいという期待もあります。
最近は「部下をまとめる立場になりたい」、つまりより責任の大きなポジションを目指そうとしている社員が少なくなってきたと正直に感じます。ただ普通に真面目に働いていればポジションは上から勝手に与えられるものだと考えていたり、または部下の育成やチーム予算の責任を持ちたくないと思う人も少なくないのだと思います。そのスタンスを否定するつもりはありませんが、そういう社員ばかりになれば組織の成長はそこで完全に止まってしまいます。入社2〜3年目の社員でも、どんどん上を目指してリーダーシップを発揮できる人が増えてほしいと強く感じています。


「社員には現状に満足せずより大きく成長してもらいたい。とくに若手社員には、より多くの経験を積んでもらいたい。」というのが、金本社長たっての要望です。