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株式会社フォーエス

株式会社フォーエス

会話や雑談の多さが働きやすさのバロメータ

株式会社フォーエス 
代表取締役 和泉 武志

普段の雑談がフラストレーションを低減させる

とても単純なことに聞こえるかもしれませんが、社員満足度を高める最良の施策は、とにかく会話を増やすことだと思います。

何か新しいチャレンジをする時――たとえば、システムの開発現場でテスト担当からプログラミング担当に移ったり、新たなプログラミング言語を要する業務を与えられたり、お客様との折衝・調整などの役割が加わったり、自分の下に後輩ができたりなど“変化”が生じたときは、成長のチャンスが訪れると同時に、フラストレーションもたまるものです。

その時にフラストレーションを低減させ、新たなことにチャレンジするためのエネルギーの源泉となるのが「会話」です。雑談を少しするだけで、些細な悩みを解消できることは多いです。普段から会話や雑談を交わしてコミュニケーションを深めていれば、いざ深い悩みに直面した時に、本音ベースで相談できます。その結果、フラストレーションは解消される――「会話」にはそれほどの効果が期待できるのです。

そこで当社では、会話量の増加を促すために複数のワークショップを行っています。1クオーター(3カ月)に2回行う若手主体のワークショップやクライアント先での成功事例を持ち寄るワークショップ、コミュニケーション力やリーダーシップ力を養うワークショップなどを頻繁に開催し、人との関わりをつくり出しています。

その他、定期的な1on1ミーティングなども行っていますが、そうした実務と直接関係のない時間での施策だけではなく、実務の中でも会話を重ねる施策に取り組んでいます。アジャイル開発というソフトウェア開発手法を取り入れているのもそのひとつです。この開発手法が機能するには顧客志向、コミュニケーション、プロアクティブ(前向き)さが欠かせません。アジャイル開発を用いることで、意識的に会話を生み出す機会をつくっています。

株式会社フォーエス
ポイント

会話を生み出すためにさまざまな取り組みを行っている和泉社長。会話の質を高めるために、コーチングの専門家を招いたセッションも行っています

会話がない現場は、“火薬の臭い”が充満していた

会話の必要性を痛感したのは、プロジェクトマネージャとして数々のトラブル・プロジェクト(問題を抱えるプロジェクト)を回っていた時期のことです。トラブル・プロジェクトはその言葉から想像がつくと思いますが、大抵がてんやわんや状態。そのような困難な状況で、未知の領域の知識が求められる現場にあえて足を踏み入れることで、自分自身のスキルを高めていた頃でした。

かれこれ20年以上前の話になりますが、そんな時期に参画したあるデスマーチ(過酷な労働条件)のプロジェクトで、「これは大変なところに来てしまった…」と一瞬で察した現場がありました。徹夜続きで長時間労働を強いられ、みんな疲れ果ててしまっているせいか、何百人もの技術者がいる大規模プロジェクトにもかかわらず、驚くほどの沈黙に陥っていたのです。シーンと静まり返った現場は“火薬のにおい”がしました。いつ不満に火がついてもおかしくないような状況だったからです。

こうしたトラブル・プロジェクトを私は数多く回りましたが、上手くいっていないプロジェクトに共通していたことは、会話量が圧倒的に少なかったことです。一方、上手くいくプロジェクトは会話が多い現場でした。驚くかもしれませんが、開発現場においては、雑談をしながら仕事をしたほうが生産性は断然高かったのです。

人は会話をするほど元気がみなぎってくる生き物だと思います。一方、一人で黙って作業していてもエネルギーは湧いてきません。雑談の内容は問いません。好きなスポーツの話でも、スマホゲームの話でも、何でもいいのです。現在、当社の社内の雰囲気は和気あいあいとしています。これをもっと“騒がしく”していくことが今後の目標です。

株式会社フォーエス
ポイント

「自ら挙手してトラブル・プロジェクトばかりに挑んでいました」と当時を懐かしむ和泉社長。過酷な現場での経験のなかで、会話がもたらす絶大な効果を肌で感じたようです。


「残業はダメ」とあえて言わない本当の理由

企業が抱える課題は、大きくふたつに分けられると思います。社員に受け入れてもらう必要がある課題と、改善したいけど改善できていない課題です。

前者で言えば、当社は年俸制なのでボーナスはありません。2018年の年度末から賞与支給を前向きに検討していますが、まだ実績がないため現状では“ボーナス無し”を受け入れてもらわなければいけません。

一方、改善したいけど改善できていない課題には、残業時間が挙げられます。特に、役職に上がるにつれて労働時間は長くなる傾向がありますが、ここは是正する余地が多分にあると考えています。

打開策は、一日の労働時間である8時間の密度を極限まで高めることです。ひとたび集中し始めたら、5分単位、10分単位で仕事のタスクをどんどんこなしていく。そして、1時間30分が経過したら意識的に休憩をとる。もちろん、途中で会話をすることも忘れてはなりません。その結果、脳みそに汗をかき、くたくたになった状態で終業時刻を迎えることが一番よい仕事の取り組み方だと思っています。そういった働き方が、社内全体に浸透すれば、残業時間は低減できるはずです。

ただし、私は“残業してくれ”とも“残業しないで”とも思いません。時には何かに打ち込みたい時期もあるでしょう。そういう時に「残業はダメ」とは言いたくありません。大事なのは時間ではなく、成果や出来映えです。特に、若い時に残業せずに仕事のレベルを落とし、密度の低い8時間を毎日のように送ってしまうと、成長は阻害されます。それでは、個人としても会社としても、思い描くビジョンは達成できません。

株式会社フォーエス
ポイント

社員数100人を超えた株式会社フォーエスにとって、ミドル層育成も直近の課題。「権限委譲を進め、仕事のやり方を洗練することで“100人問題”を克服したい」と和泉社長は課題に挑みます。


和泉 武志 プロフィール

1965年、新潟県生まれ。大学を中退後、フリーターを経て中小ソフトハウスに入社。その後、フリーランスとして各種プロジェクトでシステムエンジニア、プロジェクトリーダーとしての経験を深める。有限会社エー・アイ・ソフトウェア設立、2003年に株式会社フォーエスに組織変更。
豊富な開発実績 優秀な技術者を多数擁するプロ集団
業務システムからスマートフォンアプリケーションまで豊富な開発実績を誇るITプロフェッショナル集団。客先でのシステム開発支援や技術コンサルティングなどの業務支援や研究開発などの事業も展開している。

会社概要

設立
1998年5月
住所
〒171-0014
東京都豊島区池袋2-40-13 池袋DUPLEX B's 5F
資本金
5000万円
TEL
03-5979-7377
従業員数
100名(2018年4月現在)
事業内容
■受託開発
■業務支援
■研究開発
■技術者支援

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会話や雑談の多さが働きやすさのバロメータ

株式会社フォーエス 
代表取締役 和泉 武志

普段の雑談がフラストレーションを低減させる

とても単純なことに聞こえるかもしれませんが、社員満足度を高める最良の施策は、とにかく会話を増やすことだと思います。

何か新しいチャレンジをする時――たとえば、システムの開発現場でテスト担当からプログラミング担当に移ったり、新たなプログラミング言語を要する業務を与えられたり、お客様との折衝・調整などの役割が加わったり、自分の下に後輩ができたりなど“変化”が生じたときは、成長のチャンスが訪れると同時に、フラストレーションもたまるものです。

その時にフラストレーションを低減させ、新たなことにチャレンジするためのエネルギーの源泉となるのが「会話」です。雑談を少しするだけで、些細な悩みを解消できることは多いです。普段から会話や雑談を交わしてコミュニケーションを深めていれば、いざ深い悩みに直面した時に、本音ベースで相談できます。その結果、フラストレーションは解消される――「会話」にはそれほどの効果が期待できるのです。

そこで当社では、会話量の増加を促すために複数のワークショップを行っています。1クオーター(3カ月)に2回行う若手主体のワークショップやクライアント先での成功事例を持ち寄るワークショップ、コミュニケーション力やリーダーシップ力を養うワークショップなどを頻繁に開催し、人との関わりをつくり出しています。

その他、定期的な1on1ミーティングなども行っていますが、そうした実務と直接関係のない時間での施策だけではなく、実務の中でも会話を重ねる施策に取り組んでいます。アジャイル開発というソフトウェア開発手法を取り入れているのもそのひとつです。この開発手法が機能するには顧客志向、コミュニケーション、プロアクティブ(前向き)さが欠かせません。アジャイル開発を用いることで、意識的に会話を生み出す機会をつくっています。

株式会社フォーエス
ポイント

会話を生み出すためにさまざまな取り組みを行っている和泉社長。会話の質を高めるために、コーチングの専門家を招いたセッションも行っています

会話がない現場は、“火薬の臭い”が充満していた

会話の必要性を痛感したのは、プロジェクトマネージャとして数々のトラブル・プロジェクト(問題を抱えるプロジェクト)を回っていた時期のことです。トラブル・プロジェクトはその言葉から想像がつくと思いますが、大抵がてんやわんや状態。そのような困難な状況で、未知の領域の知識が求められる現場にあえて足を踏み入れることで、自分自身のスキルを高めていた頃でした。

かれこれ20年以上前の話になりますが、そんな時期に参画したあるデスマーチ(過酷な労働条件)のプロジェクトで、「これは大変なところに来てしまった…」と一瞬で察した現場がありました。徹夜続きで長時間労働を強いられ、みんな疲れ果ててしまっているせいか、何百人もの技術者がいる大規模プロジェクトにもかかわらず、驚くほどの沈黙に陥っていたのです。シーンと静まり返った現場は“火薬のにおい”がしました。いつ不満に火がついてもおかしくないような状況だったからです。

こうしたトラブル・プロジェクトを私は数多く回りましたが、上手くいっていないプロジェクトに共通していたことは、会話量が圧倒的に少なかったことです。一方、上手くいくプロジェクトは会話が多い現場でした。驚くかもしれませんが、開発現場においては、雑談をしながら仕事をしたほうが生産性は断然高かったのです。

人は会話をするほど元気がみなぎってくる生き物だと思います。一方、一人で黙って作業していてもエネルギーは湧いてきません。雑談の内容は問いません。好きなスポーツの話でも、スマホゲームの話でも、何でもいいのです。現在、当社の社内の雰囲気は和気あいあいとしています。これをもっと“騒がしく”していくことが今後の目標です。

株式会社フォーエス
ポイント

「自ら挙手してトラブル・プロジェクトばかりに挑んでいました」と当時を懐かしむ和泉社長。過酷な現場での経験のなかで、会話がもたらす絶大な効果を肌で感じたようです。


「残業はダメ」とあえて言わない本当の理由

企業が抱える課題は、大きくふたつに分けられると思います。社員に受け入れてもらう必要がある課題と、改善したいけど改善できていない課題です。

前者で言えば、当社は年俸制なのでボーナスはありません。2018年の年度末から賞与支給を前向きに検討していますが、まだ実績がないため現状では“ボーナス無し”を受け入れてもらわなければいけません。

一方、改善したいけど改善できていない課題には、残業時間が挙げられます。特に、役職に上がるにつれて労働時間は長くなる傾向がありますが、ここは是正する余地が多分にあると考えています。

打開策は、一日の労働時間である8時間の密度を極限まで高めることです。ひとたび集中し始めたら、5分単位、10分単位で仕事のタスクをどんどんこなしていく。そして、1時間30分が経過したら意識的に休憩をとる。もちろん、途中で会話をすることも忘れてはなりません。その結果、脳みそに汗をかき、くたくたになった状態で終業時刻を迎えることが一番よい仕事の取り組み方だと思っています。そういった働き方が、社内全体に浸透すれば、残業時間は低減できるはずです。

ただし、私は“残業してくれ”とも“残業しないで”とも思いません。時には何かに打ち込みたい時期もあるでしょう。そういう時に「残業はダメ」とは言いたくありません。大事なのは時間ではなく、成果や出来映えです。特に、若い時に残業せずに仕事のレベルを落とし、密度の低い8時間を毎日のように送ってしまうと、成長は阻害されます。それでは、個人としても会社としても、思い描くビジョンは達成できません。

株式会社フォーエス
ポイント

社員数100人を超えた株式会社フォーエスにとって、ミドル層育成も直近の課題。「権限委譲を進め、仕事のやり方を洗練することで“100人問題”を克服したい」と和泉社長は課題に挑みます。




和泉 武志 プロフィール

1965年、新潟県生まれ。大学を中退後、フリーターを経て中小ソフトハウスに入社。その後、フリーランスとして各種プロジェクトでシステムエンジニア、プロジェクトリーダーとしての経験を深める。有限会社エー・アイ・ソフトウェア設立、2003年に株式会社フォーエスに組織変更。

豊富な開発実績 優秀な技術者を多数擁するプロ集団
業務システムからスマートフォンアプリケーションまで豊富な開発実績を誇るITプロフェッショナル集団。客先でのシステム開発支援や技術コンサルティングなどの業務支援や研究開発などの事業も展開している。

会社概要

設立
1998年5月
住所
〒171-0014
東京都豊島区池袋2-40-13 池袋DUPLEX B's 5F
資本金
5000万円
TEL
03-5979-7377
従業員数
100名(2018年4月現在)
事業内容
■受託開発
■業務支援
■研究開発
■技術者支援

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