社員の人生に寄り添うために変化し続けていく
株式会社ジップ代表取締役社長 松浦 信行
社員とは家族のような絆を育んでいきたい
当社は今でこそ従業員50名程と大所帯ですが、会社を設立した当初は3名しかおらず、家族のような関係でした。なんとか会社を拡大したいという気持ちで日々業務に取り組み、ここまで成長することができました。
会社が拡大して社員が増えた今でも、社員とともに成長していきたいという気持ちは変わっていません。ご縁があって繋がった社員とは家族のような親密で固い絆を結んでいきたいと思っています。
その一環として、当社では定期的に社内イベントを開催しています。夏には本社のバルコニーでBBQをしたり、年末はエリアごとに忘年会をしたりと仕事以外のコミュニケーションを大切にしています。
また、毎年海外組と国内組に分かれて社員旅行に行っています。海外と国内で分けた理由は、まだ幼い子どもがいる社員から「海外旅行に行くのは心配だ」という声があがったからです。それでも、日頃の社員の努力を労うためにも社員旅行を楽しんでほしい。しかし無理やり連れていき社員のご家族に心配をかけてはなりません。そこで、ご家族にも安心して、気持ちよく送りだしていただけるように国内組と海外組を分けるようにしました。


「楽しむときはとことん楽しむ」ことを大切にしている松浦社長。社内イベントに仕事の話は持ち込まないと決めているそうです。
生涯を通じて「この会社で働きたい」と思える会社を目指して
働き方改革が謳われるなか、当社の福利厚生や制度は大企業と比較すると足りない部分が多々あります。今後は福利厚生や制度の充実を図っていきたいと考えています。
私は社員に「この会社でずっと働きたい」と思ってもらえるような会社づくりを目指しています。それを実現するためには社員一人ひとりの人生に寄り添い、何が大切かを日々考えていかなければなりません。
その他にも社会保険以外に会社で保険をかけており、万が一のことがあっても社員のご家族を守れるように備えています。これも社員の人生に寄り添うための大切な取り組みのひとつです。
設立時と比較すると社員数も随分と増えました。いろいろな事情や考え方を持っている社員も増えてきているので、ずっと同じ方法を貫いているだけではどこかにほころびができてしまいます。
今後も就業規則や人事規程を見直し、時代や働き方に沿った内容に改善しながら社員が安心して働ける会社を目指していきます。


社員だけでなく、社員の家族にも「ここで良かった」と思ってもらえる会社づくりを目指しているため、現場からの意見の吸い上げにも積極的です。
仕事はひとりでやるものではない。交流からうまれるものとは
最近では仕事とプライベートをしっかり分けたいと考えている方も多くいらっしゃいます。メリハリをつけるにはそれも必要なことですが、私は仕事以外でのコミュニケーションも非常に重要なことだと考えています。
仕事はひとりで行うものではありません。同期や上司、部下などさまざまな人と協力し合う必要があります。業務を円滑に遂行するためだけではなく、さまざまな考え方に触れることは自身の成長にも繋がることでしょう。
私はこれまで多くの方から支援をいただき、会社をここまで成長させることができました。前述した通り、会社を設立した当初は社員数も少なく、今よりももっと小規模でした。しかし古くからの関係や新しい縁が繋がり、現在のようなグループ展開を実現することができました。
もちろん社内イベントや飲み会に参加することは強制ではありませんし、参加することを押し付けようとは考えていません。ですが一緒に働く仲間とコミュニケーションを取るなかで「一緒にいて楽しい」「もっと話を聞きたい」と自然に思ってもらえたら嬉しいですね。


社員のアイデアに耳を傾け、良いアイデアは積極的に導入しています。これから入社する方にも新たなアイデアを期待されています。