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株式会社ケンジ

株式会社ケンジ

スキルとキャリアは捨てさせない~女性が活躍できる場の創出へ~

株式会社ケンジ 
常務取締役 竹田 由加里

「月休10日制」と「余裕ある人員体制」で働きやすさを追求

美容業界をはじめとするサービス産業は、スタッフの方々のボランティア精神で成り立っている部分が大きいと感じます。そのため過酷な環境での労働を強いられ、“苦行”や“ブラック”というイメージが付きやすい要因になっているのかもしれません。

私たちは、入社していただく社員に長く働いてもらうために、働きやすい職場環境づくりや柔軟性のある勤務制度の導入を進めてきました。そのひとつが「月休10日制」です。休日の取り方は2、3日勤務したら1日休むかたちで、連勤させない仕組みをつくっています。それにより、社員にはしっかりと休養していただき、心身ともに疲労感のないコンディションで働き続けられる環境を整えています。

また、余裕のある人員体制による店舗運営も当社の方針のひとつです。体調不良やご家族の都合などで社員がどうしても休まなければならない時に、ぎりぎりの人員体制では店舗が回らなくなってしまいます。そのためベッド数よりも多い社員数を配置しており、ベッド数が10床の店舗には13~14人が必ず在籍するようにしています。

以上のように、当社では設立以来32年間、働く人を大切にするスタイルを一切曲げずに歩んでまいりました。この効果に表れているひとつの例が新卒採用です。新卒採用は6年ほど前から積極的に取り組んでおり、学校訪問を中心に行っています。

実は、新卒採用に注力し始めた当初は、とても厳しい状況でした。当社のような知名度の低い企業に対して、学校が大事な生徒を送り出すことをためらうのは無理もないことです。

それでも、私たちは嘘偽りのない話をさせていただき、働く人のことを考える会社であることを精いっぱい伝えてきました。その結果、徐々に信頼を得ることができ、将来性の豊かな若い人材を紹介していただけるようになりました。現在では、学校との信頼関係も強固となり、毎年決まった人数をご紹介していただけています。その事実が、当社の職場環境の良さが認められた証拠のひとつだと思っています。

株式会社ケンジ
ポイント

「当社の財産は人です」と語る竹田常務。CMや広告、さらに求人広告などにはコストを割かない分、「従業員が働きやすい環境をつくるために経営資源を注ぎ込みたい」とおっしゃっていました。

我が子を見守るお母さんの気分です(笑)

私たちは“新卒社員の入社1年目”を非常に重要視しています。新卒社員にとって初めて見る企業が当社になるからです。

もし、そこで「嫌だな」という印象を持たれてしまうと、スキルがあるにもかかわらず美容業界から離れてしまいます。それは、当社だけではなく、美容業界全体の損失にもなります。さらに、高い学費をかけてご息女を送り出した親御さんにも大変申し訳ないことです。

私が新卒で入社した会社は美容業界の大手企業でした。ところが、入社3年後には300人いた同期はほとんど残っておらず、辞めていった人の大半が美容業界を去りました。それを知った時、私はとても寂しかったです。

だからこそ、たとえ何らかの理由で当社を離れることがあっても、「最初に入社した企業が当社で良かった」と思っていただけるような人材育成に取り組んでいます。私は専門学校卒業後に美容の世界に飛び込んで以来、27年間美容業界で働いてきました。そのため、新入社員が何につまずき、どのような状況で悩むのかといった傾向を心得ているつもりです。それをもとに個々の性格に合わせてアドバイスをしたり、指導する社員と相談したりして、一人ひとりを大切に育てていくことを大切にしています。

これからも一人ひとりをしっかりと見守りながら、一人前の社員へと育てていきたい。なんだか、我が子を見守るお母さんの気分です(笑)。

株式会社ケンジ
ポイント

顧客に直接触れる職種で要求されるスキルがコミュニケーション能力。SNSや情報端末の発展により「年々、コミュニケーション能力が低下していると思う」と危惧する竹田常務は今後、コミュニケーション能力を養う取り組みに数多く着手したいとおっしゃっていました。


キャリアを捨ててほしくない 再雇用制度への想い

当社の社員は全員女性です。女性には妊娠や出産、子育てなどのターニングポイントがいくつもあるので、同じ会社で長く働くことは難しいというイメージをお持ちの方もいると思います。

しかし、結婚や出産をきっかけにそれまでのキャリアや実績を捨ててほしくはありません。美容業界は最初の下積みで1年、技術が上達してお客様からご指名をいただくまでに3年はかかります。その間、社員は必死に努力してスキルを磨き、知識を深めます。それなのに、そのキャリアをゼロにしてしまうのは非常にもったいないことです。

そこで、当社では産休取得や時短勤務を推奨することにより、これまでの役職やキャリアを捨てずに働いていけるサポートをしています。実際、子育て中は時短社員として働き、お子様が中学生になると同時にフルタイムに復帰するケースもあります。

そのような取り組みの効果もあり、当社は社員の定着率が高く、10年選手がかなり多く在籍しています。店長クラスの3分の1が結婚して子供がいる社員です。なかには、時短勤務で働くパート店長もいます。

ところが、近年、待機児童の問題に悩むスタッフが多くなっています。子供を預けられる保育施設がないため、泣く泣く会社を去る社員も少なからずいます。当社で保育所を併設できればいいのですが、そのコストを捻出することは正直、厳しいところです。

そのため、当社の今後の課題は再雇用制度の導入だと考えています。美容業界の流れはとても激しく、3年前の常識が現在では非常識であることも珍しくありません。長いブランクは大きな不利になるかもしれません。それでも私は受け入れたい。出産や子育てを機に一度はリタイアした方々が職場復帰し、活躍できるシステムを今後はつくっていきたいと考えています。

株式会社ケンジ
ポイント

株式会社ケンジの方針のひとつが店舗を無理に増やさないこと。店舗数の増加よりも一店舗一店舗をさらに充実させ、働く人が笑顔でやりがいを感じて働ける環境づくりを一番に考えています。


エステサロン「レイビス」などを運営 すべての人に美を
「すべての方へ 美しい生活を」をモットーに、エステ、ヘア、ネイルといった美容事業を展開。全国21ヵ所に展開中のエステサロン「レイビス」をはじめ、ヘアサロンやネイルサロンをプロデュースする。

会社概要

設立
昭和60年4月
住所
■本社事務所
〒030-0862
青森県青森市古川1-21-12 セントラルビューあおもり1階

■東京オフィス
〒104-0061
東京都中央区銀座2-8-9 木挽館銀座ビル6F
資本金
302万円
従業員数
610名
事業内容
エステティックサロン、ヘアサロン、ネイルサロンの経営

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企業情報女性×活躍
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スキルとキャリアは捨てさせない~女性が活躍できる場の創出へ~

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常務取締役 竹田 由加里

「月休10日制」と「余裕ある人員体制」で働きやすさを追求

美容業界をはじめとするサービス産業は、スタッフの方々のボランティア精神で成り立っている部分が大きいと感じます。そのため過酷な環境での労働を強いられ、“苦行”や“ブラック”というイメージが付きやすい要因になっているのかもしれません。

私たちは、入社していただく社員に長く働いてもらうために、働きやすい職場環境づくりや柔軟性のある勤務制度の導入を進めてきました。そのひとつが「月休10日制」です。休日の取り方は2、3日勤務したら1日休むかたちで、連勤させない仕組みをつくっています。それにより、社員にはしっかりと休養していただき、心身ともに疲労感のないコンディションで働き続けられる環境を整えています。

また、余裕のある人員体制による店舗運営も当社の方針のひとつです。体調不良やご家族の都合などで社員がどうしても休まなければならない時に、ぎりぎりの人員体制では店舗が回らなくなってしまいます。そのためベッド数よりも多い社員数を配置しており、ベッド数が10床の店舗には13~14人が必ず在籍するようにしています。

以上のように、当社では設立以来32年間、働く人を大切にするスタイルを一切曲げずに歩んでまいりました。この効果に表れているひとつの例が新卒採用です。新卒採用は6年ほど前から積極的に取り組んでおり、学校訪問を中心に行っています。

実は、新卒採用に注力し始めた当初は、とても厳しい状況でした。当社のような知名度の低い企業に対して、学校が大事な生徒を送り出すことをためらうのは無理もないことです。

それでも、私たちは嘘偽りのない話をさせていただき、働く人のことを考える会社であることを精いっぱい伝えてきました。その結果、徐々に信頼を得ることができ、将来性の豊かな若い人材を紹介していただけるようになりました。現在では、学校との信頼関係も強固となり、毎年決まった人数をご紹介していただけています。その事実が、当社の職場環境の良さが認められた証拠のひとつだと思っています。

株式会社ケンジ
ポイント

「当社の財産は人です」と語る竹田常務。CMや広告、さらに求人広告などにはコストを割かない分、「従業員が働きやすい環境をつくるために経営資源を注ぎ込みたい」とおっしゃっていました。

我が子を見守るお母さんの気分です(笑)

私たちは“新卒社員の入社1年目”を非常に重要視しています。新卒社員にとって初めて見る企業が当社になるからです。

もし、そこで「嫌だな」という印象を持たれてしまうと、スキルがあるにもかかわらず美容業界から離れてしまいます。それは、当社だけではなく、美容業界全体の損失にもなります。さらに、高い学費をかけてご息女を送り出した親御さんにも大変申し訳ないことです。

私が新卒で入社した会社は美容業界の大手企業でした。ところが、入社3年後には300人いた同期はほとんど残っておらず、辞めていった人の大半が美容業界を去りました。それを知った時、私はとても寂しかったです。

だからこそ、たとえ何らかの理由で当社を離れることがあっても、「最初に入社した企業が当社で良かった」と思っていただけるような人材育成に取り組んでいます。私は専門学校卒業後に美容の世界に飛び込んで以来、27年間美容業界で働いてきました。そのため、新入社員が何につまずき、どのような状況で悩むのかといった傾向を心得ているつもりです。それをもとに個々の性格に合わせてアドバイスをしたり、指導する社員と相談したりして、一人ひとりを大切に育てていくことを大切にしています。

これからも一人ひとりをしっかりと見守りながら、一人前の社員へと育てていきたい。なんだか、我が子を見守るお母さんの気分です(笑)。

株式会社ケンジ
ポイント

顧客に直接触れる職種で要求されるスキルがコミュニケーション能力。SNSや情報端末の発展により「年々、コミュニケーション能力が低下していると思う」と危惧する竹田常務は今後、コミュニケーション能力を養う取り組みに数多く着手したいとおっしゃっていました。


キャリアを捨ててほしくない 再雇用制度への想い

当社の社員は全員女性です。女性には妊娠や出産、子育てなどのターニングポイントがいくつもあるので、同じ会社で長く働くことは難しいというイメージをお持ちの方もいると思います。

しかし、結婚や出産をきっかけにそれまでのキャリアや実績を捨ててほしくはありません。美容業界は最初の下積みで1年、技術が上達してお客様からご指名をいただくまでに3年はかかります。その間、社員は必死に努力してスキルを磨き、知識を深めます。それなのに、そのキャリアをゼロにしてしまうのは非常にもったいないことです。

そこで、当社では産休取得や時短勤務を推奨することにより、これまでの役職やキャリアを捨てずに働いていけるサポートをしています。実際、子育て中は時短社員として働き、お子様が中学生になると同時にフルタイムに復帰するケースもあります。

そのような取り組みの効果もあり、当社は社員の定着率が高く、10年選手がかなり多く在籍しています。店長クラスの3分の1が結婚して子供がいる社員です。なかには、時短勤務で働くパート店長もいます。

ところが、近年、待機児童の問題に悩むスタッフが多くなっています。子供を預けられる保育施設がないため、泣く泣く会社を去る社員も少なからずいます。当社で保育所を併設できればいいのですが、そのコストを捻出することは正直、厳しいところです。

そのため、当社の今後の課題は再雇用制度の導入だと考えています。美容業界の流れはとても激しく、3年前の常識が現在では非常識であることも珍しくありません。長いブランクは大きな不利になるかもしれません。それでも私は受け入れたい。出産や子育てを機に一度はリタイアした方々が職場復帰し、活躍できるシステムを今後はつくっていきたいと考えています。

株式会社ケンジ
ポイント

株式会社ケンジの方針のひとつが店舗を無理に増やさないこと。店舗数の増加よりも一店舗一店舗をさらに充実させ、働く人が笑顔でやりがいを感じて働ける環境づくりを一番に考えています。



エステサロン「レイビス」などを運営 すべての人に美を
「すべての方へ 美しい生活を」をモットーに、エステ、ヘア、ネイルといった美容事業を展開。全国21ヵ所に展開中のエステサロン「レイビス」をはじめ、ヘアサロンやネイルサロンをプロデュースする。

会社概要

設立
昭和60年4月
住所
■本社事務所
〒030-0862
青森県青森市古川1-21-12 セントラルビューあおもり1階

■東京オフィス
〒104-0061
東京都中央区銀座2-8-9 木挽館銀座ビル6F
資本金
302万円
従業員数
610名
事業内容
エステティックサロン、ヘアサロン、ネイルサロンの経営

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