shares
  • いいね
  • LINE

幸德運輸有限会社

幸德運輸有限会社

従業員と息を合わせて“愛社精神”を共有したい

幸德運輸有限会社 
小出美保/野口かおる

トラック運転手、そして運送業界の存在価値を高めるために

小出美保社長(以下、小出):事務所がなくなる。どうしよう……というところから私たちはスタートしました。母から当社を継いだ2年前、最初に直面した問題が事務所の立ち退きでした。地主さんから借地を返還してくれるよう頼まれたのです。あまり距離の離れていない範囲で、かつ多くのトラックを収容できる土地を探すことになりました。妹(野口かおる副社長)といろいろと探した末、適した場所を見つけられたのですが、そこでまた新たな問題に出くわしました。

野口かおる副社長(以下、野口):その土地が市街化調整区域といって建物を建てられない場所だったんです。

小出:そこで建物を建築できる方法を探すうちに、その区域でも建物を建てた前例がいくつかありました。それがトレーラーハウスでした。

野口:「車輪が付いていて動かせるトレーラーハウスは建築物の適用外」ということで、無事に認可が取れました。トレーラーハウスには大きさの規格があるため、以前の事務所よりも狭くなってしまいましたが、三角屋根をつけて屋根裏部屋を作ったことで、ある程度の広さを確保。外壁や庇(ひさし)にもこだわりました。そのかいがあってか、事務所にいらっしゃる方からはおしゃれだと好評です(笑)。

小出:運送業らしくない事務所とよく言われますね(笑)。運転手さんたちも最初こそ慣れなかったと思いますが、今では喜んでくれています。

私は運送業に対する世間の見方を変えていきたいと思っています。「経済の血液」である物流の重要性が近年になってようやく認識されるようになりました。物流が単なる作業として軽視される時代は、もうとっくに終わっています。これからは物流の存在価値がますます高まっていく時代になるはずです。そのためには、仕事に誇りを持ち、人の役に立つために何をすべきかを常に考えていかなければなりません。

野口:やはり時代の移ろいはあると思います。例えば、荷物の個数や内容を取り違えるなど、いわゆる誤配送をしたら昔は「すいません」で済ませていましたが、今は「なぜ起きたのか」「どう改善すべきか」などの報告書の提出をお願いしています。それを通じて、きちんと安全に運び、間違いなく届けることを当たり前にしていくことが、トラック運転手、そして業界全体の存在価値の向上に繋がっていくのではないでしょうか。

幸德運輸有限会社
ポイント

薬剤師として35年間勤めた後に会社を継いだ小出社長。言葉の端々から「トラック運転手のステータスを上げたい」という想いが伝わってきました。

社員の労働条件・待遇を上げるために…… 理念に込めた想い

野口:私と姉(小出社長)に与えられた責務は、従業員と真摯に向き合うことです。具体的には、拘束時間の短縮やお客様との運賃交渉などを通じて、従業員の労働条件や待遇を良くすることです。

小出:運転手さんのお給料もどんどん上げていきたいですね。

野口:それらを実現するには企業理念を実践することが不可欠です。当社では「私達はお預かりした荷物を、安全に、正確に、笑顔でお届けします」という企業理念を掲げています。無事故で誤配送がなければ経費が減りますし、普段からお客様と笑顔で接していれば運賃交渉がスムーズに進むかもしれません。結果、その分をお給料として反映することができます。私たちは私たちのポジションで全力を尽くし、運転手さんは運転手さんのポジションで完璧を目指す。そうすることで、すべての社員の労働条件や待遇が良くなっていくはずです。

小出:やる気があって、前向きな方の待遇や給料は絶対に上がるように努力しなければならないと思っています。中型やフォークリフトなどの免許を取りたい方には必ず補助を出しますし、小さなトラックだとそれなりのお給料にしかならないので、車両を変えたいと言う運転手さんがいれば、その希望を叶えてあげたいです。

野口:当社の理念に共感し、実践してくれる方にはしっかりと応えていきたいですね。

小出:荷物を届ける仕事は本来、「ありがとう」と言われるべき仕事だと思うんですね。必要なモノを、必要としている方のもとへ届けているわけですから、とても誇れる仕事なのです。だからこそ、運転手さんには笑顔でハンドルを握ってもらいたい。理念の「笑顔」にはそんな想いも込められています。

幸德運輸有限会社
ポイント

意見を言い合える関係性を築くことが理想と話す野口副社長。従業員と頻繁にコミュニケーションをとるシーンが印象的でした。


矢印が上を向いている人と相思相愛の関係を築きたい

小出:当社で働く方々が、何に対して「良かったな」と思うのかを考え、それをかたちにすること。それこそが、働きやすい環境づくりにつながるのではないでしょうか。当社は、母が経営していた頃から退職金制度を導入しています。環境を良くするうえでは福利厚生を充実させることは重要ですし、当社にそのような文化が根付いていることはとても良いことだと思っています。

野口:良い環境をつくるには、福利厚生の充実はやはり必要だと思います。そして、同じくらい大切なのが、運転手さんたちと息を合わせていくことです。意見を言い合って、お互いのことが分かり合えたときには心地良さを感じることができるでしょうし、嫌なことを分かり合えれば、その嫌な部分をそぎ落とすこともできるはずです。つまり、息を合わせることがいい環境をつくる土台になると思います。

そして、息を合わせるなら、“矢印が上を向いている方”がいいですね。仕事が辛くても、へこたれずに上を向いて前に一歩踏み出せる人は、“矢印が上を向いている人”です。そういう方は素敵ですし、最初はできなくても前向きに前進しようと頑張ってくれたら会社としても積極的に応援していきたいと考えています。

小出:私も「働く」という意志をしっかり持って、ポジティブに取り組める方と一緒に働きたいですね。

野口:そして、そういった方々が「幸德運輸にいて良かった」と言ってくれることが理想です。そのためにはどうしたらよいのかを模索しながら、おととしよりも去年、去年よりも今年、今年よりも来年……と働く環境をどんどん良くしていかなければいけないと考えています。私は結婚して専業主婦になる以前の7年間、大手商社に勤めていました。私はその会社がとても好きでしたし、まわりの方々もその会社で働くことに誇りを持っていました。そのような愛社精神を幸德運輸の従業員の方々も持ち続けていただけたなら、経営者冥利に尽きると思います。

幸德運輸有限会社
ポイント

幸德運輸こだわりのトレーラーハウス。屋外の喫煙所に屋根をつけるなど、従業員への配慮を欠くことはありません。


関東エリアを中心に「笑顔」で荷物を配送
おもに2~4tトラックで、主に関東エリアに冷凍食品やペットフード、プラスチック原料を配送する。「安全、正確、笑顔」をモットーにプラスアルファの付加価値を顧客に提供している。

会社概要

設立
1984年7月
住所
■本社
東京都板橋区赤塚新町2-15-11

■和光営業所
埼玉県和光市下新倉6-4-28
TEL
048-466-1982
従業員数
62名
事業内容
冷凍食品やペットフード、プラスチック原料、飲料などの配送事業

アールエイチナビTOPへ ▶
幸德運輸有限会社

幸德運輸有限会社

企業情報環境×充実
シェア数 shares

従業員と息を合わせて“愛社精神”を共有したい

幸德運輸有限会社 
小出美保/野口かおる

トラック運転手、そして運送業界の存在価値を高めるために

小出美保社長(以下、小出):事務所がなくなる。どうしよう……というところから私たちはスタートしました。母から当社を継いだ2年前、最初に直面した問題が事務所の立ち退きでした。地主さんから借地を返還してくれるよう頼まれたのです。あまり距離の離れていない範囲で、かつ多くのトラックを収容できる土地を探すことになりました。妹(野口かおる副社長)といろいろと探した末、適した場所を見つけられたのですが、そこでまた新たな問題に出くわしました。

野口かおる副社長(以下、野口):その土地が市街化調整区域といって建物を建てられない場所だったんです。

小出:そこで建物を建築できる方法を探すうちに、その区域でも建物を建てた前例がいくつかありました。それがトレーラーハウスでした。

野口:「車輪が付いていて動かせるトレーラーハウスは建築物の適用外」ということで、無事に認可が取れました。トレーラーハウスには大きさの規格があるため、以前の事務所よりも狭くなってしまいましたが、三角屋根をつけて屋根裏部屋を作ったことで、ある程度の広さを確保。外壁や庇(ひさし)にもこだわりました。そのかいがあってか、事務所にいらっしゃる方からはおしゃれだと好評です(笑)。

小出:運送業らしくない事務所とよく言われますね(笑)。運転手さんたちも最初こそ慣れなかったと思いますが、今では喜んでくれています。

私は運送業に対する世間の見方を変えていきたいと思っています。「経済の血液」である物流の重要性が近年になってようやく認識されるようになりました。物流が単なる作業として軽視される時代は、もうとっくに終わっています。これからは物流の存在価値がますます高まっていく時代になるはずです。そのためには、仕事に誇りを持ち、人の役に立つために何をすべきかを常に考えていかなければなりません。

野口:やはり時代の移ろいはあると思います。例えば、荷物の個数や内容を取り違えるなど、いわゆる誤配送をしたら昔は「すいません」で済ませていましたが、今は「なぜ起きたのか」「どう改善すべきか」などの報告書の提出をお願いしています。それを通じて、きちんと安全に運び、間違いなく届けることを当たり前にしていくことが、トラック運転手、そして業界全体の存在価値の向上に繋がっていくのではないでしょうか。

幸德運輸有限会社
ポイント

薬剤師として35年間勤めた後に会社を継いだ小出社長。言葉の端々から「トラック運転手のステータスを上げたい」という想いが伝わってきました。

社員の労働条件・待遇を上げるために…… 理念に込めた想い

野口:私と姉(小出社長)に与えられた責務は、従業員と真摯に向き合うことです。具体的には、拘束時間の短縮やお客様との運賃交渉などを通じて、従業員の労働条件や待遇を良くすることです。

小出:運転手さんのお給料もどんどん上げていきたいですね。

野口:それらを実現するには企業理念を実践することが不可欠です。当社では「私達はお預かりした荷物を、安全に、正確に、笑顔でお届けします」という企業理念を掲げています。無事故で誤配送がなければ経費が減りますし、普段からお客様と笑顔で接していれば運賃交渉がスムーズに進むかもしれません。結果、その分をお給料として反映することができます。私たちは私たちのポジションで全力を尽くし、運転手さんは運転手さんのポジションで完璧を目指す。そうすることで、すべての社員の労働条件や待遇が良くなっていくはずです。

小出:やる気があって、前向きな方の待遇や給料は絶対に上がるように努力しなければならないと思っています。中型やフォークリフトなどの免許を取りたい方には必ず補助を出しますし、小さなトラックだとそれなりのお給料にしかならないので、車両を変えたいと言う運転手さんがいれば、その希望を叶えてあげたいです。

野口:当社の理念に共感し、実践してくれる方にはしっかりと応えていきたいですね。

小出:荷物を届ける仕事は本来、「ありがとう」と言われるべき仕事だと思うんですね。必要なモノを、必要としている方のもとへ届けているわけですから、とても誇れる仕事なのです。だからこそ、運転手さんには笑顔でハンドルを握ってもらいたい。理念の「笑顔」にはそんな想いも込められています。

幸德運輸有限会社
ポイント

意見を言い合える関係性を築くことが理想と話す野口副社長。従業員と頻繁にコミュニケーションをとるシーンが印象的でした。


矢印が上を向いている人と相思相愛の関係を築きたい

小出:当社で働く方々が、何に対して「良かったな」と思うのかを考え、それをかたちにすること。それこそが、働きやすい環境づくりにつながるのではないでしょうか。当社は、母が経営していた頃から退職金制度を導入しています。環境を良くするうえでは福利厚生を充実させることは重要ですし、当社にそのような文化が根付いていることはとても良いことだと思っています。

野口:良い環境をつくるには、福利厚生の充実はやはり必要だと思います。そして、同じくらい大切なのが、運転手さんたちと息を合わせていくことです。意見を言い合って、お互いのことが分かり合えたときには心地良さを感じることができるでしょうし、嫌なことを分かり合えれば、その嫌な部分をそぎ落とすこともできるはずです。つまり、息を合わせることがいい環境をつくる土台になると思います。

そして、息を合わせるなら、“矢印が上を向いている方”がいいですね。仕事が辛くても、へこたれずに上を向いて前に一歩踏み出せる人は、“矢印が上を向いている人”です。そういう方は素敵ですし、最初はできなくても前向きに前進しようと頑張ってくれたら会社としても積極的に応援していきたいと考えています。

小出:私も「働く」という意志をしっかり持って、ポジティブに取り組める方と一緒に働きたいですね。

野口:そして、そういった方々が「幸德運輸にいて良かった」と言ってくれることが理想です。そのためにはどうしたらよいのかを模索しながら、おととしよりも去年、去年よりも今年、今年よりも来年……と働く環境をどんどん良くしていかなければいけないと考えています。私は結婚して専業主婦になる以前の7年間、大手商社に勤めていました。私はその会社がとても好きでしたし、まわりの方々もその会社で働くことに誇りを持っていました。そのような愛社精神を幸德運輸の従業員の方々も持ち続けていただけたなら、経営者冥利に尽きると思います。

幸德運輸有限会社
ポイント

幸德運輸こだわりのトレーラーハウス。屋外の喫煙所に屋根をつけるなど、従業員への配慮を欠くことはありません。



関東エリアを中心に「笑顔」で荷物を配送
おもに2~4tトラックで、主に関東エリアに冷凍食品やペットフード、プラスチック原料を配送する。「安全、正確、笑顔」をモットーにプラスアルファの付加価値を顧客に提供している。

会社概要

設立
1984年7月
住所
■本社
東京都板橋区赤塚新町2-15-11

■和光営業所
埼玉県和光市下新倉6-4-28
TEL
048-466-1982
従業員数
62名
事業内容
冷凍食品やペットフード、プラスチック原料、飲料などの配送事業

シェア数 shares
  • いいね
  • facebook
  • twitter
  • LINE

お役立ち情報

就職・転職チェックポイントまとめ
page top